「無水牡蠣」とは?
「無水牡蠣」は、むき身にした牡蠣を水に入れず、そのままパックした商品です。スーパーに並んでいる牡蠣は水に浸けて売られているものが多く、時間がたつと水っぽくなり、本来の味が薄まってしまうことがあります。その点、無水牡蠣は余分な水を使わないので、旨みがぎゅっと詰まったまま。食べたときに「濃い!」と感じるのが特徴です。あと味もすっきりしていて、生で食べても加熱してもおいしい。水揚げしたばかりのような牡蠣本来のおいしさを楽しめる、吉池の看板商品です。
どうしても、「この味」を届けたかった。
無水牡蠣は、40年以上の歴史があるロングセラー商品です。当時の担当者たちは「どうしたら牡蠣本来のおいしさを届けられるか」を真剣に考え、水に浸けずにパックするという新しい方法を開発しました。しかし日持ちや運搬に関する問題が多く、産地から店舗に届ける流通の過程でも、鮮度を保ちながら大量に運ぶ方法を探る必要がありました。何度も試行錯誤を繰り返し、産地やメーカーと一緒に工夫を重ねた結果、ようやくお客様に自信を持って届けられる、現在の形に仕上がったのです。

「無水牡蠣」のこれから。
近年ではSNSでも話題を集める、当社の無水牡蠣。現在の主な産地は宮城県ですが、今後は岩手や青森、北海道など、東北を中心に取り扱い産地を広げていこうとしています。水温や環境が違えば、収穫できる時期や味わいも少しずつ変わります。複数の産地を組み合わせれば、冬だけでなく長い期間お届けできるようになります。四季を通して、さまざまな顔を見せる無水牡蠣を楽しんでいただくこと。それが、私たちの取り組む新しい挑戦です。

新商品のヒントは、いつでも現場にある。
吉池のプライベートブランド商品は、無水牡蠣のほかにも、お米、魚卵、かまぼこ、いかめし、ビール、日本酒、しょうゆ(赤身用・白身用)など、さまざまな種類があります。これらの商品は、会議室でじっくり考えて決まるものばかりではありません。「こういうものがあったら嬉しい」「また食べたい」売場でのお客様との会話で得た声をきっかけに、現場の社員がアイデアを持ち寄り、商品化につながることも多いのです。毎日の売場は、ただ商品を売るだけでなく、新しい発想が生まれる場所でもあるのです。
社員全員が「商品企画」。
吉池の強みは、売場に立つ社員一人ひとりが「企画者」としての視点を持てることです。日々のお客様とのやり取りや、現場で気づいた小さなアイデアが、そのまま新しい商品の芽になる。実際に商品化すれば、「自分で考えたものを自分で売る」楽しさをも味わえます。無水牡蠣は、こうした積み重ねの延長線上に生まれてきました。お客様と社員が一緒になって、新しい価値をつくっていく。その循環こそが吉池らしさです。社員全員が商品企画者でもある環境が、私たちの理想です。




